リニア 防音フードに小窓 : 山梨 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
だそうです(笑)
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JR東海は、29日から山梨リニア実験線(上野原市―笛吹市)で、リニア中央新幹線の開業に向けた走行試験を再開する。同新幹線は、高速走行による騒音を軽減するため、地上部分の多くがコンクリート製の防音フードで覆われる見込みだ。同社は車窓からの景色が楽しめるようにフードに小窓を設け、走行試験でどのように見えるかをテストする。だが、県や地元自治体はフードの透明化を求めており、両者のせめぎ合いはしばらく続きそうだ。
小窓の大きさは、縦80センチ横40センチで、走行中のリニアの窓と同じ高さの所に180センチの等間隔で設置されている。高速走行すると、小窓から見える景色が静止画のように見え、その残像がつながってアニメーションのように景色全体が楽しめる仕掛けとなっている。
同社では、大月市のフード区間60メートルのほか、都留市にあるトンネルに接続するフード150メートルの2か所で実験を行う。中からの視認性や小窓の耐久性などを確認する。小窓は幅約14メートルの半円形のフード全体に対し、ごくわずかな面積しかないため、同社は「外側からリニアが走行する様子は見ることは難しい」としている。
コンクリート製のフードについては、沿線の自治体などから、土管のような外観が景観を損なうといった意見や、観光資源としても期待しているリニアの走行シーンが見られないなど、不満の声が相次いでいる。
今月26日には、中央市、南アルプス市、富士川町でつくる地域活性化対策協議会が、同社に対しフードの透明化を要望することを決めた。横内知事も同27日の定例記者会見で「小窓からどんな形で外が見られるのか確かめたい。しかし我々としては、甲府盆地の側からリニアの走っている姿が見え、リニアからも景観が見えなければ困るので、透明化の研究開発をしっかりやってもらいたい」と注文を付けた。
これに対し、同社は「透明なアクリルなどでは防音効果がなく、耐久性やメンテナンスの面で難しい」との姿勢を崩しておらず、議論は平行線をたどっている。
(2013年8月29日 読売新聞)