人の育て方が全く違った…JR北、東と意見交換 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

原発再稼働と叫び、リニア新幹線構想をごり押しするJR東海もきっと教育が違うのでしょうね。
JR東日本とJR東海の体質の違いは昔から書籍等でも指摘されているところです。

いくら技術があっても、その技術を使うのは人間であるという哲学が必要ですよね。
そして、自然を壊さないという当たり前の事が分からない経営者のいる会社は駄目。

下筌ダム建設に対する室原智幸と住民の反対運動を種々な視点から松下竜一さんが描いた記録小説が「砦に拠る」だけれど、きっと読んだ事なんかないんだろうな。民衆の話なんか。

あまりに壮絶な国家との争いであるが、まさに住民の基本的人権と下流域住民の利益、あるいは国家としてのエゴの戦いだったのだろうか。

室原さんの民主主義の定義は、「情に叶い理に叶い法に叶い」、だと言う。これが公共事業の基本であると。


以下記事
JR北海道は23日、車両の整備などに関するJR東日本との意見交換会を札幌市中央区のJR北海道本社で初めて開いた。

 JR北海道では列車の出火・発煙トラブルが相次いでおり、国土交通省の指導を受け、JR東日本に技術支援を求めている。今月7日には、事故原因の分析などを担当する部門の会合を東京都内で開催している。

 23日の意見交換会には、両社の車両部長ら計9人が出席し、車両の検査態勢や技術者の育成方法などを非公開で話し合った。JR東からは、技術者のリーダーを育成するために2年間の専門教育を行っていることが紹介された。JR北海道では数日間の短期教育が中心だという。

 会合終了後、JR北海道の難波寿雄車両部長は「人の育て方が全く違った。長期の教育を考えなければならないと感じた」と話した。
(2013年8月23日17時41分 読売新聞)



松下竜一 その仕事〈15〉砦に拠る
松下 竜一
河出書房新社
2000-01