図書館本

現代ビジネスへのコラムをまとめたもの。

東京新聞の論説委員である長谷川氏(1953-)のみた権力構造だろうか。
3.11以降の多くの人々のメディア不信を的確に証拠を明らかにしながら書き綴っている。まさく官報複合体による情報操作なのであろう。
発表報道だけなら新聞というメディアは必要ない。調査報道こそがメディアのサバイバル道具なのだろう。今やネットを通じて多くの官庁や企業の情報は容易に入手できるのだから。だからこそジャーナリストが何をすべきが問題だと氏は指摘する。
それにしても魑魅魍魎な世界が政治、企業体、霞が関には存在することが良く分かりました。

備忘録的メモ
無色透明な情報は存在しない
署名記事での主張が可能な新聞
オフレコという報道操作ツール
記者クラブ、論説懇親会に安住する新聞記者
官庁に都合のよい記事を書かせる装置としての記者クラブ
原発事故における東電国営化の闇、官僚・電事連の暗躍

政府はこうして国民を騙す (現代ビジネスブック)
政府はこうして国民を騙す (現代ビジネスブック) [単行本(ソフトカバー)]