人は死ぬ、この当たり前の常識を人々はどの様に捉えているのか。
死する「覚悟」が出来て生きる人は強い。もちろん、それは自死などではなく、生きる「覚悟」が出来てこその死の意味を知っている人である。
中下氏が遭遇した孤立死の実態は、おそらく画像にも動画にもオープンに出来ない様な現場であろう。
仮にそれが出来たとしても、それは法医学の世界での物語であろう。
これまでの氏の著書に触れている人であれば、氏の生き様と葛藤に心を打たれるとともに、手を差し伸べたくなるだろう。
本書でも、ホスピスでの活動、大震災時の活動、東京での見回り活動等々が紹介されている。
果たして、貧困、格差、孤立、無縁、そんなテキストだらけの社会の中で、私は、そして私たちは何を考え、何をすべきか、悩み考え行動しなければならないだろう。だって一つの答えだけでは終わらない問題なのだから。
おたがいさま、と言い合える社会、迷惑をかけあえる関係性、そんな共同体があった時代があった様な気がするのである。
備忘録メモ
単身高齢者が集う、都会の限界集落と言われる都営団地
人は生きてきたように死んでいく、生き方は逝き方
2010年の税収41兆円、医療費37.5兆円(半分は70歳以上の高齢者)
自宅死と病院死の逆転、1975年から
若者の孤立死(シェアー、共有(精神的な)の流れ)
弱音を吐くことによるPTSD克服 無力感の共有
孤立死の現場を見てしまった者の責任
全国で最も自殺率が低い徳島県旧海部町の特徴(ココ凄く大切かな)
貧困というのは貧乏プラス孤立(湯浅)
サバイバーズ・ギルト(生き残ってしまった事に対する罪悪感)
社会から必要とされている事の意味 (オウム事件でオウムに入ってしまった理由)
会社という縦社会から、地域という横社会へ
年間3万人と言われる孤立死
「いきいき100歳体操」高知市 youtubueにあるそうです。
こちらで一部読めます。
目 次
はじめに 1
第1章 さまざまな孤立死の現場 13
孤立の連鎖 14
孤立死は悪いことですか? 33
「迷惑をかけたくない」「ピンピンコロリで、ぽっくり逝きたい」という言葉の裏側にあるもの 41
若者の孤立死 50
無力感を共有すること 58
正論は通らない 66
無関心と束縛のあいだにある、緩やかな繋がり 73
第2章 〈対談〉湯浅誠×中下大樹
孤立死が増える社会とは? 83
貧困や孤立死の活動に至るまで 85
「孤立死」をつくる社会をどう捉えるか? 88
向き合いたくない…でも、どうしていくかのステップへ 92
地縁コミュニティの変容、社会の変容 103
残された人たちに何を引き継ぐことができるか? 111
パーソナル・サポート・サービスとは? 117
互いに、役割と、今できることを認める 123
支援する人たちの今、そして支援者の支援も 131
第3章 〈鼎談〉反町吉秀×鈴木ひろみ×中下大樹
孤立死をなくす街づくりを
いっしょに考えよう 147
地域の体力は残っているか? 149
孤立死にならないために必要なこととは? 162
人との距離感、そして自己肯定感 171
街づくりの中にも、たくさんのヒントがある 179
おわりに 190
あなたならどうする 孤立死 [単行本]
死する「覚悟」が出来て生きる人は強い。もちろん、それは自死などではなく、生きる「覚悟」が出来てこその死の意味を知っている人である。
中下氏が遭遇した孤立死の実態は、おそらく画像にも動画にもオープンに出来ない様な現場であろう。
仮にそれが出来たとしても、それは法医学の世界での物語であろう。
これまでの氏の著書に触れている人であれば、氏の生き様と葛藤に心を打たれるとともに、手を差し伸べたくなるだろう。
本書でも、ホスピスでの活動、大震災時の活動、東京での見回り活動等々が紹介されている。
果たして、貧困、格差、孤立、無縁、そんなテキストだらけの社会の中で、私は、そして私たちは何を考え、何をすべきか、悩み考え行動しなければならないだろう。だって一つの答えだけでは終わらない問題なのだから。
おたがいさま、と言い合える社会、迷惑をかけあえる関係性、そんな共同体があった時代があった様な気がするのである。
備忘録メモ
単身高齢者が集う、都会の限界集落と言われる都営団地
人は生きてきたように死んでいく、生き方は逝き方
2010年の税収41兆円、医療費37.5兆円(半分は70歳以上の高齢者)
自宅死と病院死の逆転、1975年から
若者の孤立死(シェアー、共有(精神的な)の流れ)
弱音を吐くことによるPTSD克服 無力感の共有
孤立死の現場を見てしまった者の責任
全国で最も自殺率が低い徳島県旧海部町の特徴(ココ凄く大切かな)
貧困というのは貧乏プラス孤立(湯浅)
サバイバーズ・ギルト(生き残ってしまった事に対する罪悪感)
社会から必要とされている事の意味 (オウム事件でオウムに入ってしまった理由)
会社という縦社会から、地域という横社会へ
年間3万人と言われる孤立死
「いきいき100歳体操」高知市 youtubueにあるそうです。
こちらで一部読めます。
目 次
はじめに 1
第1章 さまざまな孤立死の現場 13
孤立の連鎖 14
孤立死は悪いことですか? 33
「迷惑をかけたくない」「ピンピンコロリで、ぽっくり逝きたい」という言葉の裏側にあるもの 41
若者の孤立死 50
無力感を共有すること 58
正論は通らない 66
無関心と束縛のあいだにある、緩やかな繋がり 73
第2章 〈対談〉湯浅誠×中下大樹
孤立死が増える社会とは? 83
貧困や孤立死の活動に至るまで 85
「孤立死」をつくる社会をどう捉えるか? 88
向き合いたくない…でも、どうしていくかのステップへ 92
地縁コミュニティの変容、社会の変容 103
残された人たちに何を引き継ぐことができるか? 111
パーソナル・サポート・サービスとは? 117
互いに、役割と、今できることを認める 123
支援する人たちの今、そして支援者の支援も 131
第3章 〈鼎談〉反町吉秀×鈴木ひろみ×中下大樹
孤立死をなくす街づくりを
いっしょに考えよう 147
地域の体力は残っているか? 149
孤立死にならないために必要なこととは? 162
人との距離感、そして自己肯定感 171
街づくりの中にも、たくさんのヒントがある 179
おわりに 190
あなたならどうする 孤立死 [単行本]
お茶にお呼びしたり、お買い物を聞いたり、ご飯を届けたりもしていましたが、それだって毎日じゃないですしね。
ご親戚に引き取られた時は、正直言ってホッとしたものです。ご葬儀にも招かれましたが、皆さんいい方だったので、お幸せな最期だったでしょう。