彼を知ったのはダムの本、その写真を担当していた。
その後、彼は徳山ダムで沈む徳山村に関する写真集や映画を製作した。

もちろん、他にも多くの著作がある。

3.11以降、東北に通い詰め、小冊子を2冊作った。
僕はわずかながら支援のためにと彼に寸志を送った。

今度、新しい本が出版された。
前書きだけ読んだ。気持ちが伝わり目頭が熱い。

この男は本当に凄い。
常に立ち位置が現場の人々と同じであり、魂が暖かい。

彼からもらった葉書には奥様と小さなお嬢さんが家の前に佇んでいるのだが、それがまたほのぼのしていて
良いのである。ここでお見せ出来ないのが残念である。

是非読んでみて欲しい本である。

大西暢夫




津波の夜に: 3.11の記憶
津波の夜に: 3.11の記憶 [単行本]