高橋さんの「犠牲のシステム 福島・沖縄」を読み出したら出てきたテキスト
ちょうど、お世話になっているMLでも取り上げていたのでコピペの許可をいただきました。

要するに戦争するなら、まず責任者が最前線に出て戦えと。

そんな勇気と哲学をお持ちな政治家なり国家元首が居ないのが残念です。

イギリスでは皇族がタリバンを殺したとニュースを流す程度の御国になってしまったようですが。


「戦争行為の開始後又は宣戦布告の効力の生じたる後、十時間以内に次の処置をとるべきこと。

即ち下の各項に該当する者を最下級の兵卒として招集し、出来るだけ早くこれを最前線に送り、

敵の砲火の下に実戦に従わしむべし。

一、 国家の元首。但し君主たると大統領たるとを問わず、尤も男子たること。

二、 国家の元首の男性の親族にして十六歳に達せる者。

三、 総理大臣、及び各国務大臣、並びに次官。

四、 国民によって選出されたる立法府の男性の代議士。但し戦争に反対の投票を為したる者は之を除く。

五、 キリスト教又は他の寺院の僧正、管長、その他の高僧にして公然戦争に反対せざりし者。

上記の有資格者は、戦争継続中、兵卒として招集さるべきものにして、本人の年齢、健康状態等を斟酌すべからず。

但し健康状態に就ては招集後軍医の検査を受けしむべし。

以上に加えて、上記の有資格者の妻、娘、姉妹等は、戦争継続中、看護婦又は使役婦として招集し、

最も砲火に接近したる野戦病院に勤務せしむべし」


コピペ、ここまで

戦争という仕事、武器兵器売買という経済、それは「犠牲のシステム」の上にのみ成り立っているんですね。

もちろん、「ヤスクニ」も放射能廃棄物捨て場の「アオモリ」も。

犠牲のシステム 福島・沖縄 (集英社新書)
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