JR東海社長「新幹線が生命線」 安全確保へ採算度外視で設備投資 (SankeiBiz) - Yahoo!ニュース BUSINESS(ヤフーニュースビジネス)
乗客は増えない、輸出はとん挫、社長が正直ですね。
この背景には、リニア名古屋ー大阪を同時開通なんている関西経済からの無理なご要望があるからですね。
かなり社長はお怒りのようです。(当たり前ですよね、借金だらけですから、さらに国もこれ以上の税金投入はあり得ないという態度ですから。平成のバカ査定と言われるのを恐れていますし)
以下転載
JR東海社長「新幹線が生命線」 安全確保へ採算度外視で設備投資
クリップする
SankeiBiz 2013/1/12 11:26
■JR東海社長・山田佳臣さん(64)
−−リニア中央新幹線計画の進捗(しんちょく)状況は
「スケジュール通りだ。2013年は山梨実験線の延伸完了と走行試験の再開、(東京−名古屋間の)詳細なルートや駅の位置確定など計画全体のスタートラインにつく年。新幹線、在来線、リニアと3つの鉄道を運営していくことになるので、どういう組織態勢が適切かを考えていく。リニアが開通しても全体の利用者が倍増するわけではなく、人員は大幅に増やせない。コンパクトで効率的な組織で運営していく方法を早期に考える。また、ルートや駅の位置選定では、沿線自治体に納得してもらえるような方法を考えて進める」
−−リニアや新幹線など高速鉄道の海外輸出の現状は
「米フロリダでの高速鉄道計画が頓挫したこともあり、現状では輸出実現の可能性はゼロだ。米は財政問題などがあり時間がかかりそうで、地ならしの活動を続ける。今後も売り込み先は北米を中心にやっていく」
−−少子高齢化など国内市場は厳しさを増す
「昨年は東京スカイツリー開業など東京方面への旅行需要が旺盛だった。東京への観光も京都、奈良への旅行のような底堅いものにするよう商品開発を考えたい。高齢者の観光需要取り込みもポイントだ。13年は伊勢神宮の式年遷宮もあり、旅行商品開発を積極化したい」
−−格安航空会社(LCC)の登場で、新幹線利用客への影響は出ているか
「空港がLCCに対して着陸料の大幅な減免などをして運賃が相当安くなると、影響は出るかもしれない。ただ、今のところ影響はないだろう」
−−東海道新幹線は来年で開業50年。安全対策は
「当社は新幹線が生命線。採算性を度外視して設備投資を続けている。現在も周期的に先進的な震災対策などを続けており、この延長線上で保守していく。大規模改修も必要で、準備金を積み立てている。新しい工法を試すなどし、できるものは早めにやりたい」
−−13年の景気をどうみるか、また新政権への期待は
「景気は全く分からない。円安や政権交代で期待感は出ているが、消費税増税を控えるなどリスクもある。企業が社員の雇用を守り、自力で頑張っていくことが大切だ。民主党政権では言葉だけが踊り、国全体の動きは止まってしまった。新政権には特に財政運営で、原点に立ち返り、将来の世代に迷惑をかけないような規律維持をしてほしい」(内山智彦)