図書館本
まあ、言っていることは分かります。
でも、ガス抜き、ストレス発散的な感じもしないでもありません。
大蔵省ノンキャリという肩書はあまり生かされていないように思います。
基本的なデータはすべてネット上にあるのではないでしょうか。
せっかく消費税(VAT)の増税が無くても富裕税でカバー出来るというのであれば
もっとEU等のVATと日本の消費税の違いを説明して、カラクリを解いて欲しいものです。
ただ、主張は正しいと思います。
企業の内部留保は増えたのに給料は上がっていない現実。
アメリカも日本も富の偏在が加速化していること。(アメリカの1%、99%問題)
富裕高齢者と貧困高齢者、貧困若者の増大。
等々
フランスもアメリカも現在富裕税の導入を計画しているがオバマ再選後の共和党の猛烈な抵抗をみても
いかに富裕層が税金を払いたくないのかが分かります。
日本の場合においても法人税率の問題がよく取り上げられるが、上場企業の7割が法人税を払っていないとの指摘もある。
いずれにしても消費税と復興を絡めた議論で「増税もしょうがない」と考えるのではなく、増税しなくても復興貢献や格差是正、社会保障改革が出来る方策を真剣に議論するのが優先順位が高いのではないかと思った一冊。
以前、北岡伸一東大教授が海外でのご講演で日本の良い点は権力と権威の分離、平等性を挙げていた。そして平等性の一例として企業の社長と平社員や秘書が同じホテルに泊まることなどアメリカではあり得ないと。そして年収も10倍も違わないと。この指摘した文化がどんどん崩れているように思う今日この頃である。
【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 一九八八年の税制に戻せば、税収は現在の倍になる
第2章 富裕税を創設するだけで、財政問題はすべて片づく
第3章 日本は「世界一金持ちで、世界一不幸な国」になってしまった
第4章 長引く不況下でも高額所得者は急増し、億万長者の数は三倍増に
第5章 平均年収は下がり続けるうえ、社会保障への支出はまったく不十分
第6章 億万長者と大企業は、すでに一〇〇〇兆円も貯め込んでいる
第7章 庶民の生活を踏み台に、優遇税制によって作られた富裕層
第8章 巨大利権をもたらし、庶民を苦境に追い込む、欠陥だらけの消費税
税金は金持ちから取れ
まあ、言っていることは分かります。
でも、ガス抜き、ストレス発散的な感じもしないでもありません。
大蔵省ノンキャリという肩書はあまり生かされていないように思います。
基本的なデータはすべてネット上にあるのではないでしょうか。
せっかく消費税(VAT)の増税が無くても富裕税でカバー出来るというのであれば
もっとEU等のVATと日本の消費税の違いを説明して、カラクリを解いて欲しいものです。
ただ、主張は正しいと思います。
企業の内部留保は増えたのに給料は上がっていない現実。
アメリカも日本も富の偏在が加速化していること。(アメリカの1%、99%問題)
富裕高齢者と貧困高齢者、貧困若者の増大。
等々
フランスもアメリカも現在富裕税の導入を計画しているがオバマ再選後の共和党の猛烈な抵抗をみても
いかに富裕層が税金を払いたくないのかが分かります。
日本の場合においても法人税率の問題がよく取り上げられるが、上場企業の7割が法人税を払っていないとの指摘もある。
いずれにしても消費税と復興を絡めた議論で「増税もしょうがない」と考えるのではなく、増税しなくても復興貢献や格差是正、社会保障改革が出来る方策を真剣に議論するのが優先順位が高いのではないかと思った一冊。
以前、北岡伸一東大教授が海外でのご講演で日本の良い点は権力と権威の分離、平等性を挙げていた。そして平等性の一例として企業の社長と平社員や秘書が同じホテルに泊まることなどアメリカではあり得ないと。そして年収も10倍も違わないと。この指摘した文化がどんどん崩れているように思う今日この頃である。
【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 一九八八年の税制に戻せば、税収は現在の倍になる
第2章 富裕税を創設するだけで、財政問題はすべて片づく
第3章 日本は「世界一金持ちで、世界一不幸な国」になってしまった
第4章 長引く不況下でも高額所得者は急増し、億万長者の数は三倍増に
第5章 平均年収は下がり続けるうえ、社会保障への支出はまったく不十分
第6章 億万長者と大企業は、すでに一〇〇〇兆円も貯め込んでいる
第7章 庶民の生活を踏み台に、優遇税制によって作られた富裕層
第8章 巨大利権をもたらし、庶民を苦境に追い込む、欠陥だらけの消費税
税金は金持ちから取れ
それまでは、中流だった家庭の子供たちが、社会に出てもマトモな仕事に就けず、低所得層になってしまう。派遣法の拡大が大きかった。正社員:派遣社員の対立でなく、分け合う社会にならないと…。