図書館本

2011年の原発震災以降、多くの人々が既成メディアに大きな失望と疑念を抱いているのは間違いないだろう。
そして、関連した書籍も多く出版されている。
新聞報道の問題点、官と既成メディアの癒着、政治とメディアの関係等々である。
また同様に広告代理店という業態に対してもこれまで多くの出版がなされてきた。
そして、日本における広告代理店の問題は、一業種一社、一代理店一業種の決まりがないこと、そして既成メディアのクロスオーナー制度であることは間違いのであろう。

本書も基本的にも同じ指摘だと思う。
簡単に書けば、既成メディアから発信される情報は疑って見たり聞いたりしたほうが良い。
芸能人や著名人が絡む広告宣伝はその背景を良く考えること。
結局は自分の頭でよく考えなさい(洗脳されるな)。

いくつか備忘録的メモ

小泉構造改革時の広報コンサルティング会社の分析におけるB層(IQが低く、構造改革に中立もしくは肯定的な層)
テレビは「愚民養成マシン」(大宅壮一は60年代前半にテレビに関して一億総白痴化と指摘してましたね)
電通の圧力によってTV界から追放された政治評論家、森田実
電通監査役(年収1000万)に法務事務次官、東京高騰検察庁検事長、公正取引委員会委員長などを歴任した根来泰周氏
ニールセン撤退による視聴率調査会社「ビデオリサーチ」の独占、電通が筆頭株主
facebookプレミア広告枠の電通独占販売権
独占禁止法違反の疑い
電通メディア支配に関する多くの出版物の存在

電通 洗脳広告代理店
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電通と原発報道――巨大広告主と大手広告代理店によるメディア支配のしくみ
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電通の正体―マスコミ最大のタブー
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タブーの正体!: マスコミが「あのこと」に触れない理由 (ちくま新書)
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