周 回 軌 道:巨大防潮堤建設問題関連の動き
森は海の恋人、の畠山さんの息子さんブログです。
どうしてもコンクリートで固めたい人たちがいるんです。
現地の方が要らないんじゃないの?と疑問に思っていても、作る。
アメリカメディアからの取材の内容が興味深い。
以下引用
アメリカの某大手メディアさんから取材依頼の電話がありました。
「日本の巨大防潮堤建設問題はアメリカでも報道され、興味を持ったアメリカ人が多く、特に気仙沼市民の動きを注視している」とのことでした。
要約すると、
『アメリカ人から見ると、日本は明らかな土建国家であり、日本人は巨大な防潮堤が大好きな人種だと認識している人が多い。その日本人が、巨大な防潮堤に反対していることに違和感を感じる。アメリカはハリケーン(カトリーナ)で多大な被害を受け、まちづくりを進めるうえで防潮堤の建設が検討されている。防潮堤に反対する日本人の意見を聞き、アメリカのまちづくりに活かしたい。巨大防潮堤建設問題に関する気仙沼市民の動きが、今後、各国の自然災害から復興するためのモデルとなる可能性が強いからだ』
語弊があるかもしれませんが、ざっくりこんな感じでした。
日本は確かに土建国家。談合で育った国であることは間違いないと思う。
気仙沼市民の一人として、被災した一人の漁民としても、税金を無駄に使ってまで巨大なコンクリートの防潮堤はいらないと強く思う。
防潮堤を造るべきところはある。でも、いらない場所もある。住民の意向を満足に聞くこと無く、一律で巨大防潮堤を造ってしまうのは見過ごすことができない。
しかも、被災沿岸部だけでなく、日本の沿岸部全域が対象であることは特に許せない。
引用ここまで
二つ収穫・・・
「人も生物多様性の一部。人の生活を含めた生物多様性を考えたい。」・・・文部科学省
「つながり教育」とも言われており、ESDとして行っている民間の団体が非常に少ない理由は、たぶん行政臭いから・・・
このセンテンスから「行政臭い」という表現、これは使わせて貰います(^o^)
ボランティア大国という言葉を甲府市に来てから知ったのですが、ずっとNPOに関わってきた私としては、とても違和感を感じてきました、
端的にどう言ったらよいか分からなかったのですが、「行政臭い」、これでした。