図書館本

3.11報道の多くが発表報道であり、大本営発表だと非難された。
本来のメディアの使命が権力の監視であるのならば、まさに使命を放棄したかの様なありさまであった。

本書ではNHKでの取材を通して分かったホットスポットや官僚機構による情報公開に対する闇の部分が描かれている。また当時の官邸内における東京電力と政治とのやり取りが記載されている。

しかしながら、いまひとつ踏み込んだ聞き取りは無い。
だから、結局は発表報道に若干の色を付けたようにしか感じないのかもしれない。

おそらく国会事故調の報告書から抜粋した方が官邸内での動きや誰がどんな役割を演じたかがわかるのではないだろうか。

日本の新聞の限界を見たような一冊である。

プロメテウスの罠: 明かされなかった福島原発事故の真実
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