リニア開業に期待と不安 県の住民意見聴取終わる
結局は県独自の住民不安に対する答えも調査も無い、単なる実績づくりでした。
「調査報道」という本来のジャーナリズムの意味をこの新聞社は知らないようです。
さらに行政はJRの出向社員と化して、JRの言うがままの答弁しかしないというテイタラク。
甲府の会で会場から意見がありましたが、「時間外手当も税金だしね」まさにその通りで
さらに「定年後にこの仕事を誇らしく思えるような公務員であって欲しい」という意見もありました。
まったくもってその通り。
以下記事
2012年11月01日(木)
リニア開業に期待と不安 県の住民意見聴取終わる
アクセス手段に関心 環境への影響懸念も
2027年のリニア中央新幹線開業後を見据えた県土づくりの指針「リニア活用基本構想」の骨子案について、山梨県が各地域の住民から意見を聞く会合が終わった。9月から11回にわたって開いた意見交換会には計520人が参加。リニア駅と各地域を結ぶ交通アクセスの強化を求める声が出た一方で、リニアが与える自然・居住環境への影響を不安視する声も相次いだ。「夢の超特急」がもたらす効果への期待とともに、懸念が強く残っている状況を浮き彫りにしている。〈樋川義樹〉
【アクセス】 県が検討しているJR甲府駅周辺とリニア駅を結ぶ新しい交通システムは関心が高く、「モノレールの設置を検討できないか」「甲府駅周辺だけでなく、各地を新交通システムで結ぶべきだ」などの意見が出た。
各地域とリニア駅を結ぶ幹線道路の整備を求める意見も多く、「富士山周辺観光のニーズは高い。富士北麓を結ぶ幹線道路の整備を」などの要望が出た。「リニア駅と身延線を接続させるようにJR東海に求めてほしい」と、身延線の活用を推す声も多かった。
【駅周辺整備】 甲府市大津町に予定されるリニア駅に近い中央市会場では、男性が「都会との2地域居住を見越し、中央市や甲府市南部に商業施設などをつくってほしい」と要望した。
甲府市会場では「所要時間が短くなっても、首都圏の人が観光目的で訪れるとは考えにくい。リニア駅周辺は茨城県の筑波のように開発した方がいい」と、研究施設の誘致を求める意見があった。
【需要予測】 県は需要予測でリニア駅の乗降客は1日約1万2300人と見込んだが、各会場で異論が続出。韮崎市の会場では「車社会の山梨で、リニアの需要がそれだけあるのか疑問を感じる」と指摘した。
企業立地数や定住人口の増加などを見込んでいることに対しても、「リニアですべてがばら色になるかのような内容。本当にデメリットはないのか」という意見が各会場で聞かれた。
【環境への影響】 南アルプスを貫通する長大トンネルの建設について、南アルプス市の会場では、男性が「世界自然遺産登録を目指す取り組みや生態系に影響を与えかねない」と指摘。早川町の会場ではトンネル掘削で発生する残土の処理を取り上げ、「水や魚に影響が出ないよう配慮してほしい」との声が出た。
生活環境の悪化を懸念する声も相次いだ。都留市の山梨リニア実験線沿線住民は「現在のままの騒音・振動対策で営業運行をするなら、住環境が悪化する」と不安を口にした。
JR東海が「ピーク時で27万キロワット」とするリニアの消費電力を確保するための原発再稼働、超電導リニア技術で生じる磁界が人体に与える影響を懸念する意見は各会場で異口同音にあった。
【地域差】 「リニアに関するどのようなことでも結構です。意見はありませんか」。山梨市であった会合に参加したのはわずか8人。県リニア推進課の担当者が何度も発言を求めたが反応はなく、2時間の意見交換の予定時間を1時間余り残して終了した。
参加しなかった峡東地域の住民は「リニアは『遠い先のこと』というイメージ」(30代男性)、「中央線特急に1時間半乗れば都心に行ける。リニアにかける期待は低い」(70代男性)と話した。
一方、11回の意見交換会で最も参加者が多かったのは、リニア駅に近い中央市の120人。ルートが市街地にかかっている富士川町も100人と多く、関心の度合いに地域差も見られた。