東大話法 - Wikipedia


原発危機と東大話法、安富せんせの本がやっと図書館の予約から回ってきた。
読み終えているのだけれど、まだ読書メモにいたらず。

安富さんも指摘するように、特に東大だけの文法な訳ではないのですが、実に的を得ている諸先輩が居たりするわけです。さらに脱藩官僚の皆さんがかならず指摘する霞ヶ関文学とこの東大話法を操る事ができると、政治家なんて、「ちょろい」という事になるのでしょう。

権力に騙されることなく、権威に騙されることのないように、日ごろから文章読解力やスピーチを注意深く解読する資質が求められているのでしょう。
多くの方は、それを3.11以降に痛感したのではないでしょうか。

一番簡単な東大話法の見破り方は簡単で、僕は「利他的で、私利私欲に走らない清貧な学者」は東大話法を使いません。



規則 1: 自分の信念ではなく、自分の立場に合わせた思考を採用する。
規則 2: 自分の立場の都合のよいように相手の話を解釈する。
規則 3: 都合の悪いことは無視し、都合のよいことだけ返事をする。
規則 4: 都合のよいことがない場合には、関係のない話をしてお茶を濁す。
規則 5: どんなにいい加減でつじつまの合わないことでも自信満々で話す。
規則 6: 自分の問題を隠すために、同種の問題を持つ人を、力いっぱい批判する。
規則 7: その場で自分が立派な人だと思われることを言う。
規則 8: 自分を傍観者と見なし、発言者を分類してレッテル貼りし、実体化して属性を勝手に設定し、解説する。
規則 9: 「誤解を恐れずに言えば」と言って、嘘をつく。
規則 10: スケープゴートを侮蔑することで、読者・聞き手を恫喝し、迎合的な態度を取らせる。
規則 11: 相手の知識が自分より低いと見たら、なりふり構わず、自信満々で難しそうな概念を持ち出す。
規則 12: 自分の議論を「公平」だと無根拠に断言する。
規則 13: 自分の立場に沿って、都合のよい話を集める。
規則 14: 羊頭狗肉。
規則 15: わけのわからない見せかけの自己批判によって、誠実さを演出する。
規則 16: わけのわからない理屈を使って相手をケムに巻き、自分の主張を正当化する。
規則 17: ああでもない、こうでもない、と自分がいろいろ知っていることを並べて、賢いところを見せる。
規則 18: ああでもない、こうでもない、と引っ張っておいて、自分の言いたいところに突然落とす。
規則 19: 全体のバランスを常に考えて発言せよ。
規則 20: 「もし◯◯◯であるとしたら、お詫びします」と言って、謝罪したフリで切り抜ける。