悪党 小沢一郎に仕えて 石川知裕 朝日新聞出版 2011
図書館本
小沢一郎氏(1942-)の秘書としての石川氏(1973-)は、鈴木宗男さんと同じ足寄出身である。そんな背景も織り込みながら読むと政治という世界がいかに汗臭く、人間臭い義理と人情と裏切りの修羅場であることが分かる。
そして平成24年4月26日(これを書いている翌日)は、小沢さんが政治資金規正法違反で検察審査会によって強制起訴された裁判の判決が出る。
多くの国民はメディア(新聞、テレビ等)からの情報が判断基準になる、しかしフリーランスのジャーナリストの方は小沢さんの会見方法(記者クラブだけに偏らないで、ニコニコ動画や自由報道協会の会見)を評価していると思う。
石川氏が指摘するが、小沢氏が選挙に強いのは決め細かな情報収集、特にその地元のニーズの把握にあるという。まさにドブ板選挙のプロなのだろう。
官僚を動かせないが金に清い菅直人、カネに汚いが官僚を動かせる小沢一郎という2項対立的な選択が2010年秋の民主党代表選だったと指摘する。
第3部は小沢氏との対談である。短いが興味深い。遷都による政治都市と商業都市によるリスク分散、安全保障。マスコミの時代遅れ等を小沢氏は指摘している。
本書の中で書かれているが、小沢氏の「日本改造計画」の続編はすでにゲラ状態にあるという、是非とも早く拝見したいものだ。
また佐藤優さんの話がいくつか出てくる、佐藤氏の影響力の大きさを感じるとともに石川氏、佐藤氏の今後の活動も注視したい。
「誰が小沢一郎を殺すのか?画策者なき陰謀」 カレル・ヴァン・ウォルフレン著 を読んだものとしては日本という枠組みはどこに向かおうとしているのか? 本書を読んでさらに疑問に思えてきた。
悪党―小沢一郎に仕えて
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誰が小沢一郎を殺すのか?画策者なき陰謀
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小沢一郎氏(1942-)の秘書としての石川氏(1973-)は、鈴木宗男さんと同じ足寄出身である。そんな背景も織り込みながら読むと政治という世界がいかに汗臭く、人間臭い義理と人情と裏切りの修羅場であることが分かる。
そして平成24年4月26日(これを書いている翌日)は、小沢さんが政治資金規正法違反で検察審査会によって強制起訴された裁判の判決が出る。
多くの国民はメディア(新聞、テレビ等)からの情報が判断基準になる、しかしフリーランスのジャーナリストの方は小沢さんの会見方法(記者クラブだけに偏らないで、ニコニコ動画や自由報道協会の会見)を評価していると思う。
石川氏が指摘するが、小沢氏が選挙に強いのは決め細かな情報収集、特にその地元のニーズの把握にあるという。まさにドブ板選挙のプロなのだろう。
官僚を動かせないが金に清い菅直人、カネに汚いが官僚を動かせる小沢一郎という2項対立的な選択が2010年秋の民主党代表選だったと指摘する。
第3部は小沢氏との対談である。短いが興味深い。遷都による政治都市と商業都市によるリスク分散、安全保障。マスコミの時代遅れ等を小沢氏は指摘している。
本書の中で書かれているが、小沢氏の「日本改造計画」の続編はすでにゲラ状態にあるという、是非とも早く拝見したいものだ。
また佐藤優さんの話がいくつか出てくる、佐藤氏の影響力の大きさを感じるとともに石川氏、佐藤氏の今後の活動も注視したい。
「誰が小沢一郎を殺すのか?画策者なき陰謀」 カレル・ヴァン・ウォルフレン著 を読んだものとしては日本という枠組みはどこに向かおうとしているのか? 本書を読んでさらに疑問に思えてきた。
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