朝日新聞デジタル:偽物はびこる中国にワイナリー着工 仏の高級シャトー
これから当たり前になるでしょうね。こういう動き(既に日本の農業も中国で拡大しているようですが)
貿易黒字がいつまで続くかという議論をしているうちに、企業はすでに海外進出するでしょう。
美味しいモノ、良いモノ・素材に貨幣を使う、これが当たり前の経済活動でしょう。
ばら撒きで無駄な予算を使うより、戦略的に将来を見据えて農業を考えないとダメだよね。
何処かの県は、広告代理店に1億円払って県内ワインの広報をしているそうですが、意味があるのかね?
以下転載
2012年3月24日03時00分
フランス・ボルドーの高級ワイン「シャトー・ラフィット・ロートシルト」の持ち株会社が今月、山東省でワイナリーを着工した。中国で最高級ワインの代名詞とされる「拉菲(ラー・フェイ=ラフィットの中国語)」は偽物も多く、輸入をはるかに上回る量が売られている。「本家」がワイナリーを建て、ワイン消費が急増する中国市場での成長を狙う。
「ドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト(DBR)・ラフィット」と中国政府系複合企業体の「中信集団」が、合弁で同省蓬莱に1万7316平方メートルのワイナリーを建設。投資額は約1億元(約13億円)。ラフィットの生産はアジアでは初めてで、中国で15年かけて適地を探した。
1986年=4万1328元(約54万円)、2000年=5万120元(約65万円)――。北京市内のスーパーには「拉菲」が日本より割高な値段で並ぶ。国営新華社通信などによると、ラフィットはフランスで年間二十数万本生産され、中国は5万本を輸入。だが、ちまたでは200万本余りが販売されているという。
密輸に加えて「偽物」が多く、本物の空きびんは82年ものが3500元(約4万5500円)、00年ものが2500元(約3万2500円)で取引されているそうだ。(北京=吉岡桂子)