映画を見て原作を読みたくなった作品。
アメリカにおいて多くの議論が起こったとも書かれている。
愚かであるとか、無謀であるとかという興味本位の言説はあまりに無意味だと感じる。
一人の人間の生き方を真摯な態度を持って咀嚼するべきだと思う。

主人公と交流のあった人々へのインタビューが彼の生き様の一部を描きだしている。
そして筆者自身の経験を通して、主人公の内面的な生き様を映し出しているようにも思う。

日本人の例で言えば、サハラに賭けた青春―上温湯隆の手記、サハラに死す―上温湯隆の一生、に同じ匂いを感じる。

荒野へ (集英社文庫)
荒野へ (集英社文庫)
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サハラに賭けた青春―上温湯隆の手記
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サハラに死す―上温湯隆の一生 (1975年)
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