特集ワイド:東大話法のトリック - 毎日jp(毎日新聞)
図書館にまだない様だから買うべきかな(笑)
一部引用 まったく同意するのです。
「肩書が立派というだけで信じてはいけない。それと、意外に思われるかもしれませんが、信頼に値する仕事をしてきた人は個性的な容貌を持ち、いい笑顔の人が多い」
安冨さんは表情を緩めた。
まずは、権威の言葉をうのみにする私たち自身の姿勢を改めること、身近な常識や感覚に照らしてみることが第一歩なのかもしれない。
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◇東大話法の規則
1 自分の信念ではなく、自分の立場に合わせた思考を採用する。
2 自分の立場の都合のよいように相手の話を解釈する。
3 都合の悪いことは無視し、都合の良いことだけを返事する。
4 都合の良いことがない場合には、関係ない話をしてお茶を濁す。
5 どんなにいいかげんでつじつまが合わないことでも自信満々で話す。
6 自分の問題を隠すために、同種の問題を持つ人を、力いっぱい批判する。
7 その場で自分が立派な人だと思われることを言う。
8 自分を傍観者と見なし、発言者を分類してレッテル貼りし、実体化して属性を勝手に設定し、解説する。
9「誤解を恐れずに言えば」と言って、うそをつく。
10 スケープゴートを侮辱(ぶじょく)することで、読者・聞き手を恫喝(どうかつ)し、迎合的な態度を取らせる。
11 相手の知識が自分より低いと見たら、なりふり構わず、自信満々で難しそうな概念を持ち出す。
12 自分の議論を「公平」だと無根拠に断言する。
13 自分の立場に沿って、都合の良い話を集める。
14 羊頭狗肉。
15 わけのわからない見せかけの自己批判によって、誠実さを演出する。
16 わけのわからない理屈を使って相手をケムに巻き、自分の主張を正当化する。
17 ああでもない、こうでもない、と自分がいろいろ知っていることを並べて、賢いところを見せる。
18 ああでもない、こうでもない、と引っ張っておいて、自分の言いたいところに突然落とす。
19 全体のバランスを常に考えて発言せよ。
20 「もし○○○であるとしたら、おわびします」と言って、謝罪したフリで切り抜ける。(安冨歩著、明石書店「原発危機と『東大話法』」