図書館本

4月5日のラジオ番組(ラジオデイズ、平川さんMC)での鼎談を加筆・修正

震災後1カ月経っていない時点である。
3人の共通項は1950年生まれ。文系である。
そして農業をしていると。(農作業の方が正しいとは思うけど)

読み終わって感じた事は日頃より養老先生が指摘している脳化社会(都市化)による「ああすればこうなる的な」身体性無き(考える事をしない)現代社会の歪みが原発震災という取り返しの付かない人災を起こしてしまったことだろうか。

いつもの備忘録メモ
成長神話、安全神話と「エコ幻想」の終焉 日本人は頑張れば復興出来ます的な論調の無責任さ。
リスクの問題を効率主義で東電はどんどんはずしていった。(素人が作る(原発建設に関して)原発の怖さ)
狼少年のパラドックス:無意識的に最悪の事態の到来を願うようになる。
原子力エネルギーは生態圏の外にある
1942年最初の原子炉。まだ70年しか経っていない。誰一人責任の取れない技術。
原子力は一神教的技術(中沢) 日本人はそれをどう扱うかについてノウハウをもっていない。(内田)
フランス原発の距離別のよう素剤の事前配布(神域として、ある種原発が聖なるもの) 原発の建物の形状も神的。
日本の科学者も技術者も思想や宗教の勉強がたりない。
中沢の新しいタイプの「緑の党」設立(日本的自然思想に立脚した)
孫さんにスポンサーになってもらおう(平川、企業人で初めて反原発の発言をしたのは孫さん)
緑の党の旗は宮沢賢治と南方熊楠
首都機能の分散 東京の使命は終わった

科学技術の限界の問題を考え、エネルギーや水や空気について、損得や経済効率と切り離して論じる必要性。

大津波と原発
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