ヤマアジサイの挿し木を沢山したのですが、どうしても枯れてくるものがあります。
鎌倉あじさい勝手連といたしましては、この難題に果敢に取り組まねばなりません(汗

ここは専門家の先生のご意見を伺うのが一番よいだろうと思い、ご無礼を顧みず、聞いてみました。

以下川島先生から教えていただきました。

ご質問の件ですが。
1.挿し木の難易は品種による差があると思いますが比較したことがないのでよくわかりませ
ん。ただ、枝の細い品種、芽の小さな品種は発根が悪いように思っています。また、あまり深
く挿すと発根後の生育が悪かったり、根腐れを起こしたりするような気がします。初夏に挿し
木して秋に植え替えれば問題ないと思いますが。

2.冬場は枝枯れと株の枯死があります。
2−1.冬の枝枯れ
 乾燥した冷たい風に当てるとヤマアジサイ系、エゾアジサイ系の品種は枝枯れをおこしま
す。葉が落ちたら風の当たらないところに移すか、風除けで冬の風を防ぎましょう。
アジサイは枝の先端に蕾があるので冬の枝枯れを起こすと花が見られなくなります。

2−2.冬場の枯死
 いくつか原因が考えられます。水のやり過ぎで根腐れ、水の不足、鉢の凍結、乾燥した冷た
い風、品種による強弱、などでしょうか。
 鉢を地面やコンクリート床に直接置かないこと、水切れが悪くなります。
 鉢の表面が乾いてから冬でもたっぷり水をやりましょう。
 枝の細い品種、越冬芽が小さく細い品種、日向系の品種、成長が遅れている小さな苗は寒風
対策をていねいにしましょう。


3.最良の対策は複数の株を持つことです。アジサイは生き物です。どんなに手をかけても枯
れることがあります。常に同じ品種を2〜3株は持つようにするのが最良のようです。


思い当たる事が多々あるわけでした。

精進せねばなりません。なんとか何株かは残して行きたいです。
ちなみに西洋アジサイは楽勝なのでありました(笑)

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