図書館本

最近アーサーさん(1967-)の本やら詩を読みだしました。

本書は中原中也賞の受賞作品との事。

あとがきに来日して足かけ10年とある。そして日本語ですこしずつ書く様になってから8年近くなると。

アーサーさんの感性はもちろんアメリカでの子供時代に培われたものであろう、そこは日本と同じ位に
豊かな自然が有った。だからこそ、今、アーサーさんは日本の向かっている方向に疑問を感じているし
怒りをもっている。

自然を愛し、釣りをお父さんや友達と楽しんだナチュラリストの素晴らしい詩でもあるしエッセイでもある。
12歳で父親を飛行機事故で亡くしたアーサーさんの想いは、今も、お父さんと一緒に過ごした小さな釣り小屋に
満ちているのだろう。

釣りあげては
流れの中へまた、
放すがいい。

釣り上げては
釣り上げては
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