信濃毎日新聞[信毎web] リニア採算・安全性に疑問の声相次ぐ 県革新懇などシンポ
山梨県のローカル新聞は決して書かないよね。
以下記事
県労連や県高教組などでつくる「日本と信州の明日をひらく県民懇話会」(県革新懇)などの実行委員会は20日、リニア中央新幹線計画を考えるシンポジウム「必要か?リニア新幹線」を長野市内で開いた。約120人が参加。研究者らから採算性や建設工事の安全性を疑問視する意見が相次ぎ、建設促進の立場の県に対しても慎重さを求める声が出された。
基調講演した橋山礼治郎・千葉商科大大学院客員教授は、JR東海(名古屋市)が当初リニア建設の目的に挙げた「東海道新幹線の輸送力が限界に近い」との主張について「リーマン・ショックなどによる需要の大幅な落ち込みを見ても事実に反する」と指摘。人口減少局面で9兆円超の事業費を投入する計画について「適正規模に見直さないと経営が危うくなる」とした。
パネル討論では、南アルプスの地質に詳しい松島信幸氏=下伊那郡高森町=が、南アを貫くトンネル計画について「通過する付近の山体は水を多く含み軟弱。水や生態系に及ぼす影響は深刻だ」と指摘。このほか、リニア走行に伴う磁界の影響に関し、JR東海や国の情報提供が不足しているとの意見もあった。
県交通政策課の増田隆志企画幹は「環境や健康、安全への配慮をしてもらい、地域や県にとって(リニアが)いいものになるように取り