図書館本

加島さん(1923-)の10代の皆さんに捧げる生き様だろうか。

子供向けに語れた著作を年長者向けに若干編集しなおしてとある。
加島さんの本は「求めない」と「小さき花」だけしか読んではいないのだけれど、いつか読もうと思い
老子関連の本は持っているのである。

本書は加島さん自身の生きてきた道のりから、10代の頃の影響を今ある自分が大きく
受けていると述べている。
おそらくは自由に大人数の家族と家業の中でで育った経験の有難さであろう。
読み手によっては、裕福な家庭での自由さを感じるかもしれないが、それは氏自身が選択できる
ものでもない。

60歳にしての新たな恋愛、家族との別離、そして今、信州の里で一人暮らす。
多様な生き方があるのである。
うまく、あるいは上手に生きる必要はないのだ。
ただ、ずるいことはしてはいけない、そんなメッセージを感じるのである。

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