ガーナを知るための47章 高根務、山田肖子 編 明石書店 2011年8月
ガーナ、それは西アフリカにある。どこにあるのだろう?
アフリカにはいくつの国があるのだろう? 54カ国(独立を求めている国もあります)
ガーナを良く知る25名がそれぞれの得意分野を忌憚なく語っていると思います。
サブサハラ(サハラ砂漠以南の地域)で最初に独立したガーナ。
野口英世が黄熱病で没したガーナ。そしてチョコレートのガーナ。
もっともっと沢山の歴史、文化、民俗、芸術、教育、政治等々が分かりやすく書かれています。
物質的経済的には開発途上国かもしれませんが、心の豊かさは自分より豊な様にも思えます。そんなエピソードを本書から一つ紹介します。
19章“おしゃれは働く女性の誇り”、その中で筆者(女性)が居候していた家のお母さんに装いを注意されると書いている。「古着でもいい、清潔でアイロンのかかった服を着なさい。でないとみくだされて、くだらない男が遊びで寄ってくるわよ」と、そしてその教えを守っていたら、街での評価も変わってきたと筆者は書く。そう、態度だけでなく身だしなみもまた社会に受けいれられるための重要なポイントなのである。
現在アフリカはHIV・AIDS、結核、マラリア、その他の感染症、さらには内戦を抱える国も多い。欧米主導の開発援助という流れで沢山の官民含めてのお金が流入しているが、ザンビア人女性のダンビサ・モヨ氏は欧米型の援助は役に立っていないと強烈に批判して注目を集めた(Dead Aid,邦訳援助じゃアフリカは発展しない)。そんな視点も持ちながら本書を読まれるのも良いかもしれないと思う。その他、ジェフリー・サックス、ウイリアム・イースタリー、ポール・コリアーなどの欧米サイドからの援助戦略の本も併せて読まれると良いかもしれません。
そして、キラキラした輝く目をした子供達が迎えてくれるガーナという国を一度訪れてみてはいかがだろうか?
また多くのガーナ人が日本で働いたり、勉学に励んでいますのでお話を伺ってみてください。
ガーナを知るための47章 (エリア・スタディーズ 92)
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ガーナ、それは西アフリカにある。どこにあるのだろう?
アフリカにはいくつの国があるのだろう? 54カ国(独立を求めている国もあります)
ガーナを良く知る25名がそれぞれの得意分野を忌憚なく語っていると思います。
サブサハラ(サハラ砂漠以南の地域)で最初に独立したガーナ。
野口英世が黄熱病で没したガーナ。そしてチョコレートのガーナ。
もっともっと沢山の歴史、文化、民俗、芸術、教育、政治等々が分かりやすく書かれています。
物質的経済的には開発途上国かもしれませんが、心の豊かさは自分より豊な様にも思えます。そんなエピソードを本書から一つ紹介します。
19章“おしゃれは働く女性の誇り”、その中で筆者(女性)が居候していた家のお母さんに装いを注意されると書いている。「古着でもいい、清潔でアイロンのかかった服を着なさい。でないとみくだされて、くだらない男が遊びで寄ってくるわよ」と、そしてその教えを守っていたら、街での評価も変わってきたと筆者は書く。そう、態度だけでなく身だしなみもまた社会に受けいれられるための重要なポイントなのである。
現在アフリカはHIV・AIDS、結核、マラリア、その他の感染症、さらには内戦を抱える国も多い。欧米主導の開発援助という流れで沢山の官民含めてのお金が流入しているが、ザンビア人女性のダンビサ・モヨ氏は欧米型の援助は役に立っていないと強烈に批判して注目を集めた(Dead Aid,邦訳援助じゃアフリカは発展しない)。そんな視点も持ちながら本書を読まれるのも良いかもしれないと思う。その他、ジェフリー・サックス、ウイリアム・イースタリー、ポール・コリアーなどの欧米サイドからの援助戦略の本も併せて読まれると良いかもしれません。
そして、キラキラした輝く目をした子供達が迎えてくれるガーナという国を一度訪れてみてはいかがだろうか?
また多くのガーナ人が日本で働いたり、勉学に励んでいますのでお話を伺ってみてください。
ガーナを知るための47章 (エリア・スタディーズ 92)
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