信濃毎日新聞[信毎web] リニア消費電力消費低減を要請 県の意見書概要判明
当たり前のことを当たり前としない記事が多いなか、極めてまともな意見。
ちなみに自分の回りで一人としてリニア新幹線に好意的な人はいないんですけど、なんでだろう。
山梨県は、県としても市町村としても、ただただ「行け行けドンドン」の様です。
日本中、いや世界の笑い物にならないようにしてほしいものです。
以下記事
08月26日(金)
JR東海が公表したリニア中央新幹線の環境配慮書に対し、県が提出する意見書の概要が25日、分かった。通常の新幹線の約3倍の電力を要し、強い磁力も発するリニアに関し、消費電力低減や二酸化炭素(CO2)の排出削減、積極的な情報開示を要請。飯田市が主張する水源域を極力回避した路線選定や、南アルプスの隆起速度を考慮した慎重なトンネル施工などを盛り込んだ。26日に提出する。
リニア新幹線で採用する「超電導磁気浮上式」の走行方式をめぐっては、磁界による人体への影響も懸念されるため、山梨実験線の調査結果などを踏まえ、磁界の影響のある場所を示して適切な評価を行うよう求めている。
水環境では、トンネル、地上区間ともに工事に伴う水位低下の懸念があるとし、地下水、簡易水道、温泉など利水状況を十分調べて影響を軽減するよう要請している。
土壌環境については、JR東海が配慮書で南アの隆起速度を「国内で突出した値でない」としたことに「国内最大級と言われている」と指摘。リスクを把握した上でトンネル施工を検討するよう要求し、長大トンネル内での防災上の安全配慮も求めている。
JR東海は2014年着工を目指す東京(品川)―名古屋間のうち、長野県を除く各都県の概略路線(幅3キロ)、中間駅位置案(直径5キロ円)を含む環境配慮書を6月7日、県内分を8月5日に公表。26日まで県内分に対する環境保全の見地からの意見を募集し、意見に配慮して環境影響評価を行うとしている