誰がどんな文脈で使ったのか忘れたのだけれど。

金の有る者は金を出し、智慧のあるものは智慧をだし、体力のあるものは力をだせば良い。

そんな様な文言だったように思う。
お金はほんの少しだけ義援金や支援金で出させていただいた。
智慧はないので、出せない。
体力はまだ少しだけあるのでお手伝いに行ってきた。

震災100日が過ぎたそうだが、ほとんど震災直後と変わってない、片づけすら終わっていない水平線がありました。

でも、沢山のボランティアの老若男女が黙々と仕事をしている姿は一筋の光明なのかもしれない。

ただ、金もあり、智慧もあり、体力もありそうなインテリがテレビやメディアで露出だけしている姿に違和感を感じざるをえないのである。

ボランティアバスの帰路で小林秀雄が残した講演を聞きながら、物事の本質を考え抜く人の数が果たして増えているのかどうなのか不安になったのである。

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