経済成長という病 平川克美 講談社現代新書 2009
図書館本
アメリカの金融崩壊後、日本は蜂に刺された程度だとの大臣発言があった。
ところが大企業の非正規雇用者の解雇が始まった。
平川氏の日米を往復しながらの疑問点を自問自答する形で本書は書かれているのだろう。
そしてアメリカの致命的な歪、リービ英雄は、それをアメリカの「家と家との間の距離が大きすぎる」と指摘しているという。
備忘録的にテキストを拾ってみた。
アメリカが正義である。
グローバリズムとグローバル化:グローバリズムとは世界を非対称に固定化することで秩序と利益を得ようとする。
エマニュエル・トッドの著作からのアメリカの凋落、「帝国以後」「文明の接近」人口動態と民主主義の進展の関連性(宗教や文化習慣には関連性がない)
消費の多様化、労働の多様性、多様なニーズ、などの言葉の示す本当の意味は?
(まさにこの多様性、多様化が今の無縁社会の基盤ではないかと僕(書評者)は思うのである)
株式会社という病:個人の倫理と会社の倫理
経済のグローバル化を推進しているのは人間の欲望である。
ビジネスの本質とは商品を媒介した交通、しかし現状は金融、投機といった金を金で買うような賭博資本主義
組織の最低生存ラインを確保するために、何をすべきか考える。
等価交換の社会は富裕層にとっては居心地が良い。そこにホスピタリティーは等価交換社会の価値観でないことを再確認する。

経済成長という病 (講談社現代新書)
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アメリカの金融崩壊後、日本は蜂に刺された程度だとの大臣発言があった。
ところが大企業の非正規雇用者の解雇が始まった。
平川氏の日米を往復しながらの疑問点を自問自答する形で本書は書かれているのだろう。
そしてアメリカの致命的な歪、リービ英雄は、それをアメリカの「家と家との間の距離が大きすぎる」と指摘しているという。
備忘録的にテキストを拾ってみた。
アメリカが正義である。
グローバリズムとグローバル化:グローバリズムとは世界を非対称に固定化することで秩序と利益を得ようとする。
エマニュエル・トッドの著作からのアメリカの凋落、「帝国以後」「文明の接近」人口動態と民主主義の進展の関連性(宗教や文化習慣には関連性がない)
消費の多様化、労働の多様性、多様なニーズ、などの言葉の示す本当の意味は?
(まさにこの多様性、多様化が今の無縁社会の基盤ではないかと僕(書評者)は思うのである)
株式会社という病:個人の倫理と会社の倫理
経済のグローバル化を推進しているのは人間の欲望である。
ビジネスの本質とは商品を媒介した交通、しかし現状は金融、投機といった金を金で買うような賭博資本主義
組織の最低生存ラインを確保するために、何をすべきか考える。
等価交換の社会は富裕層にとっては居心地が良い。そこにホスピタリティーは等価交換社会の価値観でないことを再確認する。

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