以前にも書いたかと思う。
高校時代からずっとこのテキストが頭の中にある。

世の中は多様化していると言う。
でも、これは明らかに生物の多様性とは異なる文脈で使われている。

最近、その多様化が経済という文脈で非常に乱用されているように思う。
平川克美さんの本を読んだ影響もあるのだろう。(内田樹さんの旧友にして共同経営者でもある、1950-)

ニーズの多様化
消費の多様化
労働の多様化

平川さんは、こんな多様化に疑問を呈する。
まったく同意するのである。

実は多様化というモンスターテキストに洗脳されてしまったおいら達は
実は確実に画一化あるい単一化しつつあるんじゃないかな。

そらが、佐藤優さん的にはファッショに導かれていくプロセスなのではないだろうか。

2項対立という分かりやすい解答を出そうとする社会は非常に脆弱な姿だとは思いませんか?
多様化と言いつつ、実は非常に同質な思想だけに占有される社会。

そこには経済発展無くして社会の進歩もないという呪文があるのではないのかな。



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