甲府、県都の人口 最下位争い - 山梨日日新聞 みるじゃん


鳥取市と甲府市に住んでいたことがあるわけですが(笑)
道だけが良くなるわけですよ。
そして人が居なくなる。

個人的には交通のアクセスが良くなる地方は衰退するんだと体感してます。ある種のストロー効果かな。

世界トップの少子高齢化に突入している日本で、どうやって共同体を維持していくかって、実は、やっぱり寄りかからない思想じゃないのかと思うわけですよ。そして利他的であることかな。
内田樹さん的には
I can not live without you.なんですよ。

おひとり様の人間関係を作るなんていう東大の女性教授の話を信じてはいけないと思いますよ。

以下記事

甲府、県都の人口 最下位争い
山口、鳥取と並び19万人台
「活気なくなる」沈下懸念

 甲府市が、全国の県庁所在地の人口ランキングで、鳥取、山口両市と最下位争いをすることになった。現在最少の松江市が来年夏の合併で20万都市になるため。甲府市の人口は今年、前年同期を上回り回復傾向を見せたが、鳥取、山口両市を引き離すところまでは至っていない。市民からは「もし最下位になれば、活気がなくなる一方」と懸念する声もある。中心部では県都再生の核となる公共施設の建設ラッシュで、中心市街地のまちづくりに携わる関係者は、人口増加策の充実を求めている。
+今月1日時点の住民基本台帳登録人口と外国人登録者を合わせた人口は、甲府市が19万8562人、鳥取市が19万7349人、山口市が19万6668人、松江市が19万3475人。最少の松江市は来年夏に合併することが決まり20万人を突破する見込み。
 甲府市は、鳥取市より1213人、山口市より1894人それぞれ多い。今年の国勢調査(速報値)は甲府市が19万8838人、鳥取市が19万7355人だった。山口市は速報値を発表していない。3市とも今後、他の自治体と合併する予定はないという。
 甲府市の10年間の人口推移(01〜10年の4月1日時点、住民基本台帳登録人口と外国人登録者の合計)をみると、今年は前年より109人多い19万8445人で、旧中道町、旧上九一色村北部と合併した後の06年以来の増加となった。ほかの年はすべて前年割れとなっている。
 甲府城南商店街振興組合理事長の輿石陽さん(74)は「中心街には集客力がある全国大手の核店舗が欲しいが、出店基準となる人口が少なく、もし最少の県庁所在地になったら検討すらしてもらえなくなる」と懸念。市内の会社経営者(40)は「東京に近い立地で、最下位争いをしているようでは寂しい」と、人口増加の取り組み強化を求める。
 27日、市に中心街の活性化策について提案した「中心市街地まちづくり会議」の市原実委員長も「中心街のにぎわいにつなげるためにも人口を増やすことは大切」と指摘している。
 一方、県都人口の最下位争いについて、市幹部は「人口を増やすことより、若い世代の定住を促し、バランスのある人口構成にする施策に力を入れている」と感想。宮島雅展市長も「人口規模だけで都市を判断するのは性急。特徴ある街をつくる努力を続け、その結果として流入人口が増えるならありがたい」と話している。