おせっかい教育論 鷲田清一、内田樹、釈徹宗、平松邦夫 株)140B 2010年10月
図書館本
2009年10月1日に大阪で行われた「ナカノシマ大学キックオフ記念セミナー」の記録
それしても凄いメンツです。阪大学長の鷲田さん(1949-)、飛ぶ鳥を落とす勢いの内田教授(1950-)、大阪市長の平松さ(1948-)ん、そして住職兼教授の釈さん(1961- 知りませんでしたが、内田さんと現代霊性論を共著でだされていて、最近読みました)。
釈さん以外は同年代なんですね。そして内田さんに強く共鳴しています。おそらく、この年代の価値観というのはバブルの高度成長期を過ごした人々にある意味共通しているのかもしれません。もちろん釈さんもバブル経験組ではありますが。
備忘録的にメモしておきます。
行政からお金を引っぱってきてやろうするような教育システムはだめ。
教育の基本的機能は子供達大人にして、自分たちが構築し運営している共同体あるいは自治体のフルメンバーとして、それを担い得るような公共性の高い市民を育てるということ。
教育はビジネスではない、持ち出しだし、贈与なのである(いつもの内田さん思想)
受検勉強のように必ず答えがあるものだけが教育ではない。
子供は大人の言葉を真っすぐに聞いているわけではない。その姿、その佇まいを、後ろからしかとみている。
30年掛かって悪くなったものを30年かけて直すという位の気持ちで取り組む。
はじめに 「おせっかいの連鎖」のススメ(釈徹宗)
第1夜 21世紀は街場で学べ!(市民が自分たちで作った学校「懐徳堂」;教育は共同体が生き延びるためにある;“奇跡”のようだった江戸時代の大阪 ほか)
中入り 「期待」の中点―「おせっかい教育論」への一視角(鷲田清一)
第2夜 続・おせっかいな教育談義(「おばさん的思考」に見習うべし;学力の向上には、生活すなわち精神の安定が不可欠だ;大阪は「非イデオロギーの街」ゆえ、街で学問が育った ほか)
締めくくり 「教育権の独立」について―おせっかいなあとがき(内田樹)
おせっかい教育論
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2009年10月1日に大阪で行われた「ナカノシマ大学キックオフ記念セミナー」の記録
それしても凄いメンツです。阪大学長の鷲田さん(1949-)、飛ぶ鳥を落とす勢いの内田教授(1950-)、大阪市長の平松さ(1948-)ん、そして住職兼教授の釈さん(1961- 知りませんでしたが、内田さんと現代霊性論を共著でだされていて、最近読みました)。
釈さん以外は同年代なんですね。そして内田さんに強く共鳴しています。おそらく、この年代の価値観というのはバブルの高度成長期を過ごした人々にある意味共通しているのかもしれません。もちろん釈さんもバブル経験組ではありますが。
備忘録的にメモしておきます。
行政からお金を引っぱってきてやろうするような教育システムはだめ。
教育の基本的機能は子供達大人にして、自分たちが構築し運営している共同体あるいは自治体のフルメンバーとして、それを担い得るような公共性の高い市民を育てるということ。
教育はビジネスではない、持ち出しだし、贈与なのである(いつもの内田さん思想)
受検勉強のように必ず答えがあるものだけが教育ではない。
子供は大人の言葉を真っすぐに聞いているわけではない。その姿、その佇まいを、後ろからしかとみている。
30年掛かって悪くなったものを30年かけて直すという位の気持ちで取り組む。
はじめに 「おせっかいの連鎖」のススメ(釈徹宗)
第1夜 21世紀は街場で学べ!(市民が自分たちで作った学校「懐徳堂」;教育は共同体が生き延びるためにある;“奇跡”のようだった江戸時代の大阪 ほか)
中入り 「期待」の中点―「おせっかい教育論」への一視角(鷲田清一)
第2夜 続・おせっかいな教育談義(「おばさん的思考」に見習うべし;学力の向上には、生活すなわち精神の安定が不可欠だ;大阪は「非イデオロギーの街」ゆえ、街で学問が育った ほか)
締めくくり 「教育権の独立」について―おせっかいなあとがき(内田樹)
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