24日午後
速水林業さんの見学研修の後、他の参加者は尾鷲駅から帰還
おいらは、ネットで懇意にさせていただいているtさんが速水勉さんに
逢わせてくれました。
91歳のご高齢にも係わらずしっかりした口調で森の話などを聞かせていただきました。また山の中の木に文字を書く道具(名前忘却)の豪華なレプリカを見せていただいたり、漆塗りのわっぱ飯?弁当箱なんかを見せてもらいました。昔の森での作業の道具などは、速水林業の事務所に博物館の様に飾られていて、以前見学した赤沢国有林のそれと同じようでしたが、実は速水さんの所の道具の方がものすごく改良し効率的の様です。

その後、tさん親子に尾鷲周辺をご案内いただきました。
熊野古道(まさか今回、核心部分を見れるとは思っていませんでした)や漁村や美しい浜辺等々。

銚子川は河口まで透明の綺麗な川です。アマゴなんかが釣れるとの事。
この日もルアーの方が何かを釣りあげていました。(すでに禁漁なので魚種は違うと思いますが)

漁村では沢山の住宅が軒を触れるように存在するのですが、小学校も中学校も廃校となってしまったそうです。高校生が一人だけ、市の運営する渡し船で尾鷲市の高校に通っているとの事。
子供の笑い声も泣き声もしない集落。
数メートル下の海底まで澄んで見える海。
脳化社会が作り出す都市化は実はこんな綺麗な漁村にまで影響しているんだと認識したしだいです。中山間地域と同じ構図なのでしょうか。

白く見える浜辺は鳥取から運んだ砂で作った浜だそうです。
感慨深く歩いてみました。

また違う浜辺は原発計画がありましたが、尾鷲市の皆さんの活動で中止になったそうです。2001年の事。

6時15分の特急で尾鷲駅から名古屋経由で帰還となりました。
素晴らしい週末でした。

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