78967b0d.jpgハンセン病との闘い。
それは人権問題であり、教育の問題でもある。
薬は手に入る、完治する。でも差別偏見が未だにある。

案内文
ハンセン病は1873年に病原体が同定され、1943年からは化学療法剤が開発され、現在は多剤併用療法により容易に完治する病気となりました。しかし、未だに多くの患者・回復者とその家族が偏見と差別に苦しんでいます。
1980年代以降約1600万人が治癒し、現在は年間新規感染者数が約25万人に激減していると報告されておりまが、治療完了後の後遺症(運動障害、変形など)により差別され続けている現状が存在します。

笹川会長はハンセン病制圧(人口1万人あたり患者数1人未満)のためにWHOハンセン病制圧特別大使、日本国ハンセン病人権啓発大使として100カ国以上の国を訪問し、政府要人にハンセン病対策の強化・継続や差別の撤廃を働きかけるとともに、治療の現場で医療者・患者を励まし、回復者を訪問してその声を聴くなど、ハンセン病の最前線において積極的に活動をされています。また、国連人権理事会に働きかけをし、ハンセン病差別撤廃決議として結実させています。


参考資料
世界のハンセン病との闘い 笹川陽平 明石書店 2010年
人間として生きてほしいから―私が見た「世界の現場」 笹川陽平 海竜社 2008年
世界のハンセン病がなくなる日 笹川陽平 明石書店 2004年
かなりヨイショな記事を友人が書いてくれました(笑)