献本 読んだのは7刷

多くの方に支持されるのがわかる。
日本人、いや、きっと世界の人間の本質を正直にそして素直に
文字という媒体に乗せて読み手の心の中に素直に入ってくる。

それは、普通に息をしているのだけれど、清流流れる森の中に
足を踏み入れた時に吸い込んだ時の何ともいえない清涼感とで
もいう体の反応じゃないのかな。

人の夢は儚い、まさに字の通りなのである。しかし夢があるからこそ
苦労や不満を受け入れながらも一歩を踏み出せるのだろう。

90歳にして始めた詩作だという。
トヨさんのこの詩集でどれだけ多くの方が元気や生きる勇気を貰ったのだろうか。

相田みつをさんや石垣りんさんの詩や、「求めない」の加島祥造さんの詩を読んで以来の心の振るえを感じた。

特に下記2作は個人的によかった。
忘れる
貯金



くじけないで
  • 柴田トヨ
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書評