飯を食いながらテレビをつけたら、フジテレビで山口百恵の映像を流していた。

鳥肌が立った。

同じ時代を彼女は21歳で引退した。

時代と寝た歌手だというコメントが確か当時あった。

あの声、あの顔、総てが時代を表象していたようだ。

夜のヒットスタジオ、当時録画することも出来ず、きっとテレビで生放送を見ていてであろう自分。

太田裕美が山口百恵の後ろで涙していた。

30年前、俺も生きていた。人生のターニングポイントである。