図書館本
公務員の異常な世界―給料・手当・官舎・休暇  若林亜紀 幻冬舎新書 2008

初めて若林さんの著作を読んでみた。
若干取材が足りないのではという部分もないではないが、あっという間に読み終える事が出来る。
いかに公務員が優遇されているかがわかるであろう。彼女自身が所属した組織は未だに看板を書き換えて存続しているようであるが、さぞかしやり難いであろう。
透明性、公開性が当たり前のはずの行政施策が実は外から非常に見難く(不可能?)、自分たちの都合のよいように運営されていく現実がそこにある。もちろん利他的でノブレスオブリジュな公務員も多くいるはずではあるが、結局、長いものに巻かれる時な事なかれ主義に陥るのだろう。
つねに公務員は批判や批評に真摯に耳を傾け、公僕という役割を全うせねばならないのだろう。それにしてもやはり公務員制度改革は必要だろうな。


公務員の異常な世界―給料・手当・官舎・休暇 (幻冬舎新書)
公務員の異常な世界―給料・手当・官舎・休暇 (幻冬舎新書)
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