2010年4月11日 東京プリンスホテル

本当にたくさんの方がお別れに来ていた。
日本中から来られていたそうだ。
下世話な言葉で表現するならば、イデオロギーも何も関係ない袈裟
さんの人間力なのだと思う。もちろんそれはご家族全員の人間力
なのである。

ある方が(確か国連大使をされた方)がお別れの言葉で話されて
いたが、とかく途上国援助や国際協力というものが上から目線に
なり、横柄になりがちだが、袈裟さんの場合はまったく同じ目線
の思考と、同じ人間としての協働だということ。

さらには、京大の山極さんが献花の後に行われた会で話されたが、
どれだけの日本の霊長類学者や文化人類学者が岸田さんご夫妻にお世話になったかということである。
参加者の中には河合雅雄さんもいらっしゃいました。
そして多くの学術的な発見の源流に岸田ご夫妻のサポート
があったこと。

おいらの様な大学院生ですらその恩恵を当時あずかり、
論文を書くことが出来たのである。

岡田外相が会の開始前より着席され、献花された姿を見て、普天間問題もさることながら人間と人間とのつながりを大切にされる方だなと思った次第である。

多くの人々が岸田ご夫妻の生き様をお手本にしていくのだろう。
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