肝炎治療費の助成拡充  - 山梨日日新聞 みるじゃん
おいらが某県で研究員をやっているころ。HCV陽性率が非常に高い事が分かった。これは、地方病(寄生虫のね)での注射処置での不十分な消毒による医原性の感染と、一部の地域での医師の注射の使い回しだと考えられている。特に感染率が高い地域でのデータを地名等を伏せてウイルス学会で発表しようとしたら。地元の病院の副院長にまさに恫喝された。(詳細は省く)。
その後、県の関係部署からも演題取り消しを要請してきた。
当時、某県の医大の肝炎専門家もその事実を知っていたし(非A非B型肝炎として)、県としてやる気があれば多くの感染者の方に情報を提供出来たのである。
何事にしても、隠してバレルと高くつくというのが常識である。(車のリコールとかね)
このケースで最も被害を受けたのは感染者の方である。

今でも、当時の自分の力の無さを感じるところである。

隠すということでいけば、その昔に輸入ワインへのポリエチレングリコール添加事件というのが有ったと思う。甘みを出すために入れるとか言われたいたかな。
その時に某県産のワインには入っていないと検査結果を出したらしい。
ところがである、検査した当人が後になって言っていたが、実は入っていたのだそうだ。それを入っていない事にした当事者がいるのである。

こんな研究所に居たと思うと恥ずかしい。
御用研究者以下である。
だから、おいらは、某県のワインを信じていないのである。(もちろん世界で通用するような小規模生産のワインがあることは知っているが)

嘘をつくと、その嘘のためにまた嘘をつかねばならない。そしてしまいには何が嘘だったかすら分からなくなる。

こまったものである。