人類という生物はいつの時代から自分たちが生物の頂点にいると
勘違いを始めたのだろう。
そして、死ぬことすらあり得ないと、死を身の回りから排除してきた。

同類の絶滅を導くヒトという生き物は自身の絶滅には目を向けないのか
目を向けたくないのか。

発展とか進歩という文脈が生物に与える影響まで考えているのか
疑問である。そうそう、経済学という文脈もね。

以下記事

http://sankei.jp.msn.com/science/science/100218/scn1002181731001-n1.htm

霊長類の半分303種が絶滅の危機に メガネザルやオランウータン、ピンチ
2010.2.18 17:27
絶滅の危機が極めて高いとされたインドネシアのメガネザルの一種(コンサベーション・インターナショナル提供)絶滅の危機が極めて高いとされたインドネシアのメガネザルの一種(コンサベーション・インターナショナル提供)

 世界中に生息する霊長類のほぼ半分に当たる303の種や亜種に絶滅の恐れがあり、中には個体数が100前後しかいなくなったものもあるとの報告書を、国際自然保護連合(IUCN)や国際霊長類学会などのグループが18日、発表。特に絶滅の危険度が高いインドネシアのメガネザルやオランウータンなど25種をリストアップし、保護対策の強化を求めた。

 環境保護団体、コンサベーション・インターナショナルのラッセル・ミッターマイヤー代表は「人間に最も近く、各地の環境に適応して多様な進化をしてきた霊長類の危機的状況は、地球規模で進む環境破壊の象徴ともいえる」と指摘。「10月、名古屋市での生物多様性条約締約国会議で、各国政府は霊長類保護に真剣に取り組む姿勢を示すべきだ」と話している。(共同)