2001年哲学の旅 池田晶子 編・著 新潮社
哲学者の生誕地や活動した場所を自ら歩いた観光ガイドでもあり、対談もあり、帰ってきたソクラテスあり、池田晶子のある意味やりたい放題なのである。
そして、序が全て語る「哲学卒業」−あなたはなぜ哲学にこだわるのだろうか−
個人的に興味を覚えたのは、ノーベル賞確実を言われながら癌で亡くなった戸塚洋二氏および京大ウイルス研(対談時は塩野義研)の畑中正一氏、がんセンターの池田氏らとの対談である。かみ合っているようであってかみ合っていない対話が面白い。
おそらく2001年時点で池田晶子さんはご自身のガンを知っていたのではなかろうか。そして禅に西洋哲学にない親和性を感じ取っていったのではないだろうか。
2月23日 もうすぐ彼女の3回忌である。今頃、宇宙のどの辺で考える快楽を貪っているのだろうか。そして、知ることより考えることの大切さを今も多くの我々に植え付けてくれているのだろう。

2001年哲学の旅―コンプリート・ガイドブック
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哲学者の生誕地や活動した場所を自ら歩いた観光ガイドでもあり、対談もあり、帰ってきたソクラテスあり、池田晶子のある意味やりたい放題なのである。
そして、序が全て語る「哲学卒業」−あなたはなぜ哲学にこだわるのだろうか−
個人的に興味を覚えたのは、ノーベル賞確実を言われながら癌で亡くなった戸塚洋二氏および京大ウイルス研(対談時は塩野義研)の畑中正一氏、がんセンターの池田氏らとの対談である。かみ合っているようであってかみ合っていない対話が面白い。
おそらく2001年時点で池田晶子さんはご自身のガンを知っていたのではなかろうか。そして禅に西洋哲学にない親和性を感じ取っていったのではないだろうか。
2月23日 もうすぐ彼女の3回忌である。今頃、宇宙のどの辺で考える快楽を貪っているのだろうか。そして、知ることより考えることの大切さを今も多くの我々に植え付けてくれているのだろう。

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