『靖国 YASUKUNI』DVD,2007年製作の日中合作によるドキュメンタリー映画

色々と物議をかもした作品。
思想と言うものは全ての人に理解してもらうことは出来ないし、押し付けたからといって将来にわたって植え付けられるようなものでもない。
もっとも的確な現状の日本を表しているシーンは、ご婦人ふたりが靖国の境内の茶店であろうか、そこでおしゃべりしているシーン。実に中立であり曖昧である。でも今の日本の常民の感覚ではないだろうか。
アジアに対する侵略戦争であるという人とそうでないと言う人がいる。
虐殺が有ったと言う人と無かったと言う人がいる。
ただ言えることは、声の大きい人(権力や権威も含まれる)の意見がまかり通る社会は変質していくであろう。
刀匠の言葉が少なかったのが残念である。彼の刀に対する想いと靖国に対する想いをもっと聞いてみたかった。
個人的には遊就館の展示には以前訪れた時に違和感を持った。


靖国 YASUKUNI [DVD]
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