母べえ DVD 2008年作品

なんか最近戦争ものの映画ばかり見ているというか、映画の方から
近づいてくるような気がする。

さて


日中戦争から第二次世界大戦を通してのものがたり。
思想犯として検挙され、獄中死する子供からも妻からも慕われる父親、その父の教え子は家族を見守り、出征し戦死、父の妹も家族を助けるが、広島に帰り、原爆の後遺症で死亡。
戦争というものが導く人の死。
家族、親族、そして地域共同体の中のその死をどう捉えたら正解なのか、自分にはわからない。
母べえ(吉永小百合)が医師となった長女が勤務する病院で死を迎える時、最後に二女に語る。
そう、天国で死者と逢うのが楽しみなのではない。生きているものとして逢いたい。
戦争をリアリティーとして知らないものに「死」という普遍を通して多くの事を語りかけている。



母べえ 通常版 [DVD]
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