実録・連合赤軍 あさま山荘への道程 DVD 2008

1972年テレビで流れ続ける映像を見た記憶はある。でもそれは単なる非現実な光景でしかなかったように思う、13歳の自分には。
大学時代特に学生運動に勧誘されることもなく、政治にも興味がなく育ってしまった自分には学生運動とは一体何を表現したかったのか?との根本的な疑問がある。
理不尽な社会に対する若者の純粋な反発、より民主的な社会変革への運動だったのだろうか。
そこに革命を指向した若者が居たのは歴史の事実なのだろう。だからいつも聞きたいのである、当事者達に、そう実際学生運動を行ってきた人たちに。どうして学生運動が収束してしまったのか、何が問題であったのかと。そして今現在の日本の状況をあるいは世界の状況をどう見るのかと。
当時の状況を知る人たちには共感や非難がこの映画にあるのかもしれない、ただ自分には良く分からない事だらけだと言うのが偽らざる真実である。もちろん勉強が足りないのであろうし、時代の流れに流されただけだからかもしれない。自分が知っているのは、小池真理子氏の書いた永田洋子の評伝くらいだし。
やっぱり総括とか自己批判とか良く分からないのである。



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