石原慎太郎さんが総指揮とある。

高倉健さん主演の「ホタル」と同じ題材ですよね。
特攻隊員と食堂の女主人との関係性の中から見えてくる戦争。
常に若いモノがその犠牲になる現実は世界中同じであろう。
戦争という仕事、その捉え方、当時の国の枠組み。
死という普遍な出来事ではあるけれど、それが明日という予約を
された時、人はどうあるのだろうか。
私自身は常民としての視点から見たので、上層部いわゆる軍や行政の
エリートが果たして、本当のエリートとしてノブレスオブリージュと
いう文脈をわきまえていたのかが非常に懐疑的である。
英霊と呼ばれ、また犬死にとも言われ死んで行った若者たち、そして
その若者たちを育てた親兄弟の気持ちを考えると、胸が締め付けられる。
決して戦争美化の映画ではないと思う。



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