11月21日
親父が死んで19年である。
もうそんなになるんだと、茶髪の二男と長女をみて一人感慨にふける。
長女はまだ生まれてなくて、胎児として葬儀に参加したのである。

地元でも家で行う葬式の最後に近かったのだと思う。
今は皆、何とかセレモニーホールなんていうところだから。

葬式というのは実は地域共同体の結束や人間関係の調整装置なんだと
思う。
最近はセレモニーホールでの葬儀すらしないヒトも増えつつあるという
良い悪いは別にして、ますます死が日常からなくなりつつある。

死を認識してこそ生が輝くと思っているオヤジは時代遅れなのだろう。