時計じかけのオレンジ DVD 1972年公開 イギリス映画

長男ライブラリーより

自分が13歳の時の映画なんだと思うと感慨深い。
当時、この映画があった事は雑誌で知っていたのだが、確か年齢指定の映画だったような気がする。宣伝用のポスター(ピエロの様な登場人物)も記憶に残るものだった。そして公開から37年後の2009年にやっと見た訳である。
古さを感じないというか、歴史は繰り返すというのかな。切れる若者(これは社会の問題というよりも大人の問題なのだが)とそれを取り巻く体制側の思惑。何処の国にも貧富の差という貨幣経済の弊害。
精神疾患者へのロボトミー手術がノーベル賞を取ったが、その後、人格破壊だとしてその後手術は否定される。そんな歴史も思い起こされる映画であった。

ウィキペディアより
『時計じかけのオレンジ』(A Clockwork Orange)は、イギリスの小説家アンソニー・バージェスによるディストピア小説。1962年発表。又は、アンソニー・バージェスの原作からスタンリー・キューブリックにより映画化されたイギリス映画。1971年公開。日本での公開は1972年4月。暴力やセックスなど、欲望の限りを尽くす荒廃した自由放任と、管理された全体主義社会とのジレンマを描いた、サタイア(風刺)的作品。説話上は近未来を舞台設定にしているが、あくまでも普遍的な社会をモチーフにしており、キューブリックの大胆さと繊細さによって、人間の持つ非人間性を悪の舞踊劇ともいうべき作品に昇華させている。原作同様、映画も主人公である不良少年の一人称の物語であり、ロシア語と英語のスラングで組み合わされた「ナッドサット言葉」が使用されている。 皮肉の利いた鮮烈なサタイア(風刺)だが、一部には暴力を誘発する作品であるという見解もある。



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