あほらし屋の鐘が鳴る 斎藤美奈子 文春文庫 2006
1999年単行本 文庫で加筆
初出は96−98年雑誌PINK「おとなのやり方」、雑誌UNO「女性誌探検隊」、朝日新聞夕刊「ウオッチ文芸」を単行本に収め、「ウオッチ文芸」は文庫からはずされているとの事。
お気楽に楽しく読める一冊であり、斎藤さんの世相を切るって感じで面白い。前半部分は世のオヤジをおちょくりながら切り刻むのだが、これが何処となく優しさを含んでいると書くとマゾだと言われてしまいそうでもある。ただ、彼女の指摘の多くは同意してしまうし、なるほどねと納得してします。逆に言うと斎藤さんはオヤジキラーなのかもしれない。
後半部分は女性誌探検隊として、女性週刊誌や月刊誌の批評というか突っ込みである。
ちなみに斎藤さんの「男性誌探訪」朝日新聞社 2003と併せて読むとさらに面白いと思われます。さらに20世紀末の日本のトレンドというか世の中の雰囲気が伝わってきます。

あほらし屋の鐘が鳴る (文春文庫)
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1999年単行本 文庫で加筆
初出は96−98年雑誌PINK「おとなのやり方」、雑誌UNO「女性誌探検隊」、朝日新聞夕刊「ウオッチ文芸」を単行本に収め、「ウオッチ文芸」は文庫からはずされているとの事。
お気楽に楽しく読める一冊であり、斎藤さんの世相を切るって感じで面白い。前半部分は世のオヤジをおちょくりながら切り刻むのだが、これが何処となく優しさを含んでいると書くとマゾだと言われてしまいそうでもある。ただ、彼女の指摘の多くは同意してしまうし、なるほどねと納得してします。逆に言うと斎藤さんはオヤジキラーなのかもしれない。
後半部分は女性誌探検隊として、女性週刊誌や月刊誌の批評というか突っ込みである。
ちなみに斎藤さんの「男性誌探訪」朝日新聞社 2003と併せて読むとさらに面白いと思われます。さらに20世紀末の日本のトレンドというか世の中の雰囲気が伝わってきます。

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