本が好き!より献本
基本的はアメリカ人のために書かれた海外の安くて良い病院ガイドブック。
いかにアメリカの医療費が高く保険状況が劣悪かがわかります。
すなわち、多くの人々が平等な医療を受けられない、逆に金さえあれば世界何処にでも旅行を兼ねて手術は治療が受けられる。
越境してメキシコで治療することなどは当たり前になっているようです。
さらに懇切丁寧に海外旅行のノウハウ(ビザ、予防接種、初めての海外旅行の心構え等々)まで記されています。
日本においても、金で解決する臓器移植のための渡航や美容整形での渡航は当たり前になっていますが、さすがに歯の治療や内臓疾患の手術で海外に出かけることはまだまだレアーなケースでしょう。
この様な海外渡航における医療行為をサポートする専門の旅行会社が存在するとともに受け入れ側の国も外貨獲得のために積極的に患者を受け入れているそうです。アジアにおいてはタイ、マレーシア、シンガポール、インドがリストに挙げられています。
シンガポールを除けば(一部のインドの都市も)まだまだ乳児死亡率や感染症で亡くなるヒトが多い様な国に先端医療が可能な病院が存在し、先進国から、値段の安さと観光のセットで続々とアメリカ人等が訪れず現実をどのように考えればよいのか?
外貨獲得により途上国の医療体制が向上するのであればよいのだが、市場経済という文脈から、その可能性を低く感じるのは私だけであろうか?
メディカルツーリズム
書評/健康・医学
基本的はアメリカ人のために書かれた海外の安くて良い病院ガイドブック。
いかにアメリカの医療費が高く保険状況が劣悪かがわかります。
すなわち、多くの人々が平等な医療を受けられない、逆に金さえあれば世界何処にでも旅行を兼ねて手術は治療が受けられる。
越境してメキシコで治療することなどは当たり前になっているようです。
さらに懇切丁寧に海外旅行のノウハウ(ビザ、予防接種、初めての海外旅行の心構え等々)まで記されています。
日本においても、金で解決する臓器移植のための渡航や美容整形での渡航は当たり前になっていますが、さすがに歯の治療や内臓疾患の手術で海外に出かけることはまだまだレアーなケースでしょう。
この様な海外渡航における医療行為をサポートする専門の旅行会社が存在するとともに受け入れ側の国も外貨獲得のために積極的に患者を受け入れているそうです。アジアにおいてはタイ、マレーシア、シンガポール、インドがリストに挙げられています。
シンガポールを除けば(一部のインドの都市も)まだまだ乳児死亡率や感染症で亡くなるヒトが多い様な国に先端医療が可能な病院が存在し、先進国から、値段の安さと観光のセットで続々とアメリカ人等が訪れず現実をどのように考えればよいのか?
外貨獲得により途上国の医療体制が向上するのであればよいのだが、市場経済という文脈から、その可能性を低く感じるのは私だけであろうか?
メディカルツーリズム
- 斉尾武郎
- 医薬経済社
- 2940円
書評/健康・医学