新・野口健公式WEBサイト
野口さんの活動(遺骨収集やヒマラヤ、富士山等のゴミ収集)には敬意をはらっている。しかし下記の記事はおかしくないか?
徳山ダム問題は書籍や大西監督の映画「水になった村」でそれなりに知っているつもりであるが。。。。
多目的ダムというお題目が今現在本当に意味を持っているのか??
ちなみに水源地の水の一滴塾の菅原文太氏は北杜市で農業を始めるのだそうだ。
以下野口氏のウエッブより。
2007年3月20日
「水源地の水の一滴塾」師範に就任
水源地の水の一滴塾」師範とは
「徳山ダム」の完成に伴う日本一の水と森の水源地の出現を契機として、「いのちの森と水」をテーマとする啓発活動等を全国展開し、水源地や森と水の保全の重要性について、子どもから大人まで広く国民の意識、理解を深め、更に危機管理の知識と経験を有する総合的な視野を持った水源地保全監視活動のリーダー及び団員を育成する活動を行い、もって公共社会への貢献を果たすことを目的とします。
野口健師範より
一滴塾は菅原文太(俳優)氏を塾頭として千宗室茶道裏千家家元師範・柳生博(俳優)師範・大野玄妙法隆寺管長師範等、10名から構成されております。
一滴塾は岐阜県揖斐郡にある徳山ダムの建設にともない設立されたものです。徳山ダムは平成19年度完成予定で、完成するとダム湖の面積は13平方キロメートル(名古屋ドーム約270個分)総貯水量6.6億立方メートル(浜名湖の2倍)で日本一の水瓶になる予定です。また、徳山ダムは洪水調節や流水の正常な機能の維持、新規利水、発電の4つの目的を持つ多目的ダムなんです。
日本は雨に恵まれている国ですが、国土が細長く降った雨は直に海へと流れ出してしまうので、降雨量を人口で割ると一人当たりの降雨量は世界平均の四分の一で、決して雨水に対して豊かな国ではないのです。だからこそ、水を貯める為の水瓶が必要になってくるんですね。
揖斐川流域には現在47万人の住民が暮らしております。揖斐川の流れは大変急で大雨が降ると洪水となり、47万人の住民に大打撃を及ぼす可能性があるのです。この洪水を防ぐ為にはダムにて水のコントロールをする事が合理的なのです。
私が一番共感しているのは、この徳山ダムは揖斐川流域内の自然環境を可能な限り手つかずのまま残している事なんです。従来のダム工事は、湖岸の地形を変え森林を伐採する方法がメジャーでした。その為、山と湖との間を移動する動物が自動車にひかれたり、道路の側溝に落下したりする危険がありました。また、道路脇からの不法投棄なども後を絶たないのが現状でした。今回の工事では、従来の土工式ではなく道路のトンネル・橋梁化を実現し、山と湖との間を行き来する動物や周辺の植物など、周辺の自然環境を守ると同時に、不法投棄が出来ないように工夫がされていたのです。
この徳山ダムは自然との共生を考えた、理想的なものであると考えます。私もこの一滴塾の一人として、美しい環境と共生できるダム作りに貢献していければ幸いです。
多目的ダムは経済的で非常に効率的です。