毛利甚八(1958− 長崎県佐世保生まれ)さんが宮本常一の著作を読み込み、旅の巨人と言われる宮本な歩いた道程を訪ねる旅を綴る。
宮本常一の人柄等を書いたものには佐野眞一氏の多数な書籍や木村 哲也さんの「忘れられた日本人」の舞台を旅する、網野善彦さんの著作などがある。また多く宮本が歩いた村などの写真集も出版されている。
本書は毛利さんの愛して止まない宮本に自分の育った村(共同体とでもいうのだろう)を感じつつ、自分の中の宮本常一を探す旅でもあったのだと思う。
人それぞれの宮本常一があり、評価があるのだろう。土佐源治の源流も「乞食」であろうがなかろうが良いのであると思う。
そして発展ということは、大都市や地方都市だけの当てはまるものでなく、今まで住むことのできた世界(辺境の地)をこれからも住んでいけるようにすることだろうという、宮本の思いを毛利さんも強く旅の中で感じたことだろう。そして毛利さんは記す、「奇妙な物言いかも知れないが、私は宮本の文章の、その筆圧の高さや息づかいに惹かれてふらふらと旅にでる。文章の奥にある感情の起伏に目をこらし、味わうために、宮本の訪ねた土地に身を置いてみたくなるのである」
備忘録として。
宮本が奔走することになる離島振興法の基本となる島嶼社会研究会(学者の集まり)で
公職追放から解かれた渋沢敬三(顧問)がこの研究会が政治にかかわることを積極的に勧めたが、次の条件をつけた。
金をもらわぬこと、悪いことは悪いとはっきりと言うこと、ペンで戦え。
宮本常一を歩く―日本の辺境を旅する〈上巻〉 (Lapita Books)
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宮本常一を歩く―日本の辺境を旅する〈下巻〉 (Lapita Books)
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「忘れられた日本人」の舞台を旅する----宮本常一の軌跡
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『忘れられた日本人』を読む (岩波セミナーブックス)
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写真でつづる宮本常一
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宮本常一の人柄等を書いたものには佐野眞一氏の多数な書籍や木村 哲也さんの「忘れられた日本人」の舞台を旅する、網野善彦さんの著作などがある。また多く宮本が歩いた村などの写真集も出版されている。
本書は毛利さんの愛して止まない宮本に自分の育った村(共同体とでもいうのだろう)を感じつつ、自分の中の宮本常一を探す旅でもあったのだと思う。
人それぞれの宮本常一があり、評価があるのだろう。土佐源治の源流も「乞食」であろうがなかろうが良いのであると思う。
そして発展ということは、大都市や地方都市だけの当てはまるものでなく、今まで住むことのできた世界(辺境の地)をこれからも住んでいけるようにすることだろうという、宮本の思いを毛利さんも強く旅の中で感じたことだろう。そして毛利さんは記す、「奇妙な物言いかも知れないが、私は宮本の文章の、その筆圧の高さや息づかいに惹かれてふらふらと旅にでる。文章の奥にある感情の起伏に目をこらし、味わうために、宮本の訪ねた土地に身を置いてみたくなるのである」
備忘録として。
宮本が奔走することになる離島振興法の基本となる島嶼社会研究会(学者の集まり)で
公職追放から解かれた渋沢敬三(顧問)がこの研究会が政治にかかわることを積極的に勧めたが、次の条件をつけた。
金をもらわぬこと、悪いことは悪いとはっきりと言うこと、ペンで戦え。
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