4月2日(画像のタイムスタンプは日本時間)にGAJUと日本大使館の主催で北岡先生の日本の近代化に関するレクチャーが職場で行われた。
初めに歴史的な話からはじまり、縄文時代からだったのでこれはダルイかなと思っていたら、話が進むにつれて面白い面白い、やはり頭の丈夫な人の話は面白い。適度なウイットの効いた文脈を駆使して聴衆を話の中に引き込んでいく。
日本の発展の理由としてあげたいくつかの指摘はまったく同意するとこであった。
すなわち、
1)権威と権力の分離(これは佐藤優氏も指摘していたと思う)。天皇と時の支配側が上手に?折り合いをつけてきた。(網野史学で7世紀を日本国と日本人の誕生とすると実に1300年にも及ぶ日本国の存続などというのはまさに世界の一つの存在である)
2)equality(同等性、平等性とでも訳すかな)。ジョークで例に出されたのは、GMの幹部とトヨタの幹部の給料の差は、おそらく10倍以上GMの方が高いのではと。
3)日本型開発援助。欧米は「教える」という態度でこれまできたが、日本はアジアでの成功を見ても「ともに考え、働く」である。
このような日本のあり方は国連の常任理事国入りが果たせた場合において、いかに平和的に世界構築が出来るかを示していると指摘した。さらにアメリカを除く他国の国連分担金が日本を大きく下回ることもボヤキ?ガーナのPKO貢献が非常に大きいと持ち上げた。

画像の後頭部はクフォー前大統領DSC00112