図書館本
1972年 浅間山荘事件の年
学生運動という政治運動?革命期待?あるいはエネルギーを爆発させるための祭り?
最新作の「ふたりの季節」2008年も同じ年代の青春物語であるが、この「恋」が書かれた1995年当時の小池さんと明らかに文章の柔らかみが違うことに気が付きます。
本書の解説には「倒錯」とか「奔放」とかの言葉が使われていますが、果たして、倒錯や奔放という文脈が正しいのだろうかと思います。
あるいはモラルであるとか道徳あるいは倫理という文脈は誰がどのような思想の基に作り上げられたのだろうか?
男と女あるいは両性具有であろうが、ヒトが生きる限りおいて出会いがあり別離があり生老病死がある。
小池さんの筆によって描きだされる人物が実は人間の本質を正確にあるいは人間の普遍な姿なのだと思いながら読んでいたら、時間も忘れ最後まで一気に進んでしまった。
登場人物の中に自分と同じ心象を程度の差はあるにせよ感じるからだろう。
画像は文庫版
恋 (新潮文庫)
クチコミを見る
1972年 浅間山荘事件の年
学生運動という政治運動?革命期待?あるいはエネルギーを爆発させるための祭り?
最新作の「ふたりの季節」2008年も同じ年代の青春物語であるが、この「恋」が書かれた1995年当時の小池さんと明らかに文章の柔らかみが違うことに気が付きます。
本書の解説には「倒錯」とか「奔放」とかの言葉が使われていますが、果たして、倒錯や奔放という文脈が正しいのだろうかと思います。
あるいはモラルであるとか道徳あるいは倫理という文脈は誰がどのような思想の基に作り上げられたのだろうか?
男と女あるいは両性具有であろうが、ヒトが生きる限りおいて出会いがあり別離があり生老病死がある。
小池さんの筆によって描きだされる人物が実は人間の本質を正確にあるいは人間の普遍な姿なのだと思いながら読んでいたら、時間も忘れ最後まで一気に進んでしまった。
登場人物の中に自分と同じ心象を程度の差はあるにせよ感じるからだろう。
画像は文庫版
恋 (新潮文庫)
クチコミを見る
http://www.tbs.co.jp/program/dramasp_2013.html